ここでは、リワークプログラムを通じて復職までの流れをご紹介します。
それぞれの経験は異なりますが、「再び働きたい」という想いに共通点があります。
あなたの未来を考えるヒントとして、ぜひご覧ください。
参加前の状況
過去にも休職と復職を繰り返しており、「また体調を崩してしまうのではないか」という強い不安から、元の職場に戻るべきか退職すべきか迷いながらリワーク見学に来られました。
参加後の変化
【導入期(1〜2ヶ月目)】 まずは「認知機能T」のプログラムで、注意力や計画力の回復を図りながら、疲労を溜め込みすぎないペース配分を意識しました。金曜日の「健康講話」では、医師や薬剤師から睡眠や服薬の重要性について学び、自己管理の基礎を固めました。
【実践期(3〜4ヶ月目)】 「認知再構成」のプログラムで、ネガティブな思考に陥りやすいご自身のパターンを客観視する練習を行いました。また、スタッフとの定期的な面談を通じて、「自分は何に価値を置いて働きたいのか」「どのような環境なら無理なく力を発揮できるのか」を深く掘り下げ、今後のキャリアについて整理していきました。
【復職準備期(5〜6ヶ月目)】 自己理解が深まった結果、元の職場での復職ではなく、新たな環境での再スタート(転職)を目指す決断をされました。リワークの「個別活動」の時間を活用して自己分析や応募書類の作成を進め、就労支援機関とも連携しながら準備を整えました。現在は、ご自身の特性に合った職場で無理なく働き続けています。
参加前の状況
職場で仕事を断れず抱え込んでしまう傾向があり、対人関係のストレスから適応障害となり休職。集団での活動に苦手意識を持っていました。
参加後の変化
【導入期(1〜2ヶ月目)】 集団に慣れるため、まずはスタッフとの個別面談を重ねながら、週3日のプログラムに参加しました。水曜午後の「運動(ボッチャなど)」プログラムを通じて、他のメンバーと自然なコミュニケーションをとる機会を持ち、少しずつリワークの環境に安心感を持てるようになりました。
【実践期(3〜4ヶ月目)】 「コミトレ(コミュニケーション訓練)」や「アサーション」のプログラムに参加し、自分も相手も大切にする自己主張の方法を学びました。これまでは「自分が我慢すればいい」と考えがちでしたが、グループでのロールプレイを通じて、角を立てずに断る技術や、適切なSOSの出し方を身につけていきました。
【復職準備期(5〜6ヶ月目)】 復職に向けて、ご自身の「考え方のクセ(メタ認知)」をまとめた資料を作成し、産業医面談の準備を行いました。スタッフが面談のロールプレイ相手となり、会社に対して配慮してほしい事項を適切に伝える練習を重ね、復職を果たしました。
参加前の状況
長期間の休職により昼夜逆転の生活が続いており、いきなり週3日のプログラムに通えるか体力的に強い不安を抱えていました。
参加後の変化
【導入期(1〜2ヶ月目)】 まずは、半日単位で参加できる「プレリワーク」からスタートしました。週に2日、午前中の「体ほぐし心ほぐし」や「運動」など、比較的負担の少ないプログラムを中心に受講。決まった時間に起床し、送迎バスに乗って通所するという基本的な生活リズムを少しずつ取り戻していきました。
【実践期(3〜4ヶ月目)】 体力がついてきた段階で、週3日の参加へステップアップしました。「認知行動療法(CBT)」や「IMR」のプログラムを通じて、ご自身のストレスの感じ方や、休職に至った要因を客観的に振り返りました。
【復職準備期(5〜6ヶ月目)】 復職を見据え、午後の「個別活動」の時間を活用し、パソコンを使った疑似オフィス訓練やレポート作成に取り組みました。スタッフのサポートを受けながら、復職後に想定されるストレスへの具体的な対処法(コーピング)をまとめ、人事担当者との面談を経て、無事に元の職場へ復帰されました。
